お取引を始めた経緯から教えてください

うちの創業者・会長と内藤工務店さんの会長の生まれ育ちがご近所で、うちの創業前から顔見知りだったと聞いています。当社にとっては、設立以来の一番古くからお付き合いいただいている会社の1つですね。当社は設立40年ほどになり、僕はここで約20年やっているのですが、20年ほど前に研修生だったとき、ちょうど満期を迎える内藤工務店さんの車両保険のフリート契約（10台以上の車両を全車一括して契約する方法）の試算をしたのを覚えています。その時点ですでに車両保険を手がけさせていただいて、その後、工事の賠償責任保険や生命保険などをやらせていただいています。

保険代理店の視点から見た内藤工務店は?

内藤工務店さんは地域でも大手の会社さんで、公共工事など大がかりな事業を積極的にやっている。そうすると当然、車両の事故や工事機材の破損、従業員のけがなどのリスクも存在するわけです。そのリスクに備えるのが保険です。僕は今まで様々な業種と取引してきましたが、その業種にどんなリスクがあるのかは生の声をお聞きしないとなかなかわからないんです。生の声を聞いて、様々なリスクがあることを知って、それを一つひとつ保険にカスタムして提案していく。実際に何かが起きたときではなく普段のコミュニケーションが大切なのですが、その点、内藤社長は仕事の内容や問題点など何でも相談してくださるので助かっています。内藤工務店さんでニュースになるような大きな事故が一切ないのは、そうしたリスク管理の意識が高いのも一因でしょうね。

御社の協力会社としての内藤工務店は?

内藤工務店さんには、お客様が自動車事故などで破損した周囲の設備・施設の修理工事をよくお願いしています。会社の規模や技術力などは申し分ないですし、破損設備・施設が道路やその付帯設備だと行政との打ち合わせも必要になってくるのですが、公共工事に長けた内藤工務店さんはその点でも安心して任せられます。内藤工務店さんの協力によって、僕らはお客様に「安心」を提供できているのです。お客様に万が一のことがあったとして、そこで損害を査定し、規定に従って保険金を支払うだけでは「万が一のときの安心」とは言えません。お客様には、例えば自動車事故だったら「けがの治療は?」「代車は?」「車の修理は?」「周囲の損害への責任は?」など様々なお困りごとがあります。そうしたお客様の困りごとにワンストップで対応することが保険代理店には求められていて、そのために僕らは内藤工務店さんのような建設、あるいは自動車修理、士業の先生方、医療関係と広いネットワークを構築しています。その建設業のところの、とくに大きな案件は内藤工務店さんにお願いしたいなと日ごろから考えています。

お付き合いの中での印象的なエピソードを

令和元年東日本台風のとき、お客様が自動車事故で高架道の下のフェンスを破損してしまったことがありました。その修理を内藤工務店さんにお願いしたのですが、心から内藤工務店さんでよかったと思いました。お客様が事故を起こした道路は行政の管轄、破損したフェンスは高架上の高速道の管轄で、道路の管理者と被害にあった物の管理者が違うわけです。事情がわからない業者だと管理者との打ち合わせ窓口を探すだけで多大な時間を使わざるをえなかったでしょう。縦割り行政の中を横断していける建設のプロで、しかも公共物を扱うための一定の資格・要件を備えている、それを内藤社長から教えていただいていたので、実は修理が必要と分かった時点で「内藤工務店さんしかないな」と思っていましたね。県内で多岐に渡った仕事をやられているので、案件が大きければ大きいほど安心してお願いできる、そんな信頼感があります。

内藤工務店へメッセージをお願いします。

まずは「頼りにしてます」と。僕たちは仕事柄、いつ・どこで・どんな損害が出るかわかりません。お願いする修理には当然、技術力やスピード感も必要で、さらに行政や発注者への対応も必要になってきます。そういうときに一番にお願いしたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。あとは、遊びましょう、というか、内藤社長とは仕事を頼む／頼まれるだけではなく、プライベートでも飲みに行ったりゴルフをしたりと付き合いがあるんです。日ごろ付き合っていても、よく考える思慮深いところと、おおらかなところのバランスが取れていて、真面目な話もできるし、そうでもない話もできる。どちらにもより過ぎてないところがいいところですね。